法人向けPCレンタル(法人向けパソコンリース)は「短期的にPCを増台したい「常に最新機種を使いたい」など、様々なニーズに応えるサービスです。購入するよりもコストを大幅に抑えることができます。ここでは、法人向けPCレンタルサービスを選ぶ際に押さえておきたい選定ポイントと、課題・ニーズ別に見た向き不向きの傾向、サービス利用時の注意点を解説します。
また、導入実績の多い代表的な法人向けPCレンタルをご紹介します。自社の課題や目的に照らし、適切なサービスを見つけてください。
法人向けPCレンタルの比較方法・選び方
法人向けPCレンタルを選ぶときのポイント
自社に適する法人向けPCレンタルサービスを選ぶ際に確認しておきたいポイントは、次の3つです。
■PCの機能・スペックや周辺機器の品揃え
法人向けPCレンタルサービスで取り扱っているPCは、ベンダーによって様々です。まずは自社の要件にマッチするPCを提供しているかを確認しましょう。また、周辺機器ではモバイルWi-Fiルーターやスピーカー、プロジェクター、プリンターなど多様なものが提供されていますが、取り扱っている種類は各社で異なります。必要に応じて確認しておきましょう。
一部のベンダーではHPなどに記載がなくても、依頼すれば調達してもらえる場合があるので、あわせて確認するとよいでしょう。
■利用条件
法人向けPCレンタルの利用条件はベンダーにより異なります。次のポイントをチェックして、自社が利用しやすいサービスを選定しましょう。
- 最低レンタル期間
- 最低利用料金
- 納品に要する日数
最低レンタル期間が1日と設定されていても、1週間レンタルと同額の料金を要する場合があります。数日間のみPCを利用する場合は、最低利用料金をよく確認しましょう。
納品に要する日数は、対応の早いベンダーの場合で最短1日(レンタル依頼日の翌日に納品)です。ただし、配送先の地域やPCの在庫状況によっては、納品に日数を要する場合があります。また、大量のPCのレンタルの場合は日数を要するのが一般的です。サービス選定段階で確認しておきましょう。
■サポートの充実度
法人向けPCレンタルの効率的な導入および安定した利用には、ベンダーのサポートが欠かせません。次のポイントを参考にして、サポート内容も事前に確認しておきましょう。
- キッティングサービスは充実しているか
- PC設置や初期設定を依頼できるか
- アプリやクラウドサービスの導入を支援してもらえるか
- PC故障時に代替機を速やかに発送してくれるか
上記のほか、サポート窓口の対応時間や対面でのサポートの可否なども確認しておきましょう。トラブル発生時にスピーディな対応を受けられるかどうか、慎重に検討することをおすすめします。
課題・ニーズ別に見たPC レンタル 法人の向き・不向きの傾向
自社が抱える課題や要望によって、利用に適する法人向けPCレンタルのタイプが変わります。どのようなサービスが自社にマッチするか、以下の表を参考にしてください。
課題・要望 |
向き・不向きの傾向 |
---|---|
テレワーク用のPC導入を効率化したい |
・SIMカード内蔵モバイルPCを取り扱っているサービスであればPCとSIMカードの調達・管理を一本化でき、テレワーク用PCの導入を効率化できる ・モバイルWi-Fiルーターをレンタルするという選択肢もある |
IT部門の人材が少ない / PC導入をなるべく効率化したい |
・キッティングサービスが充実しているところを検討するとよい ・梱包なしでの配送に対応するサービスもある(ただし無梱包配送は対応地域が限定される点に注意) ・マスターPC作成を依頼できるサービスや管理ラベルの作成と貼付を依頼できるサービスなども視野に入れる ※サービスサイトには非掲載でも、別途キッティングを依頼できる場合があるので、希望するサービスがある場合はベンダーに問い合わせるとよい |
PC購入とレンタルの併用を考えている / PCの調達先を一本化したい |
・レンタルだけでなくPC販売も行っているベンダーのサービスがある |
法人向けPCレンタルを利用する際に注意すべき点
法人向けPCレンタルでは、以下の2点に注意が必要です。
■審査落ちの可能性
法人向けPCレンタルの多くは、初回利用時に審査を行っています。審査に落ちた場合、PCの調達に支障が出るので要注意です。万が一、審査に通らなかった場合を想定して、複数のサービスを候補にあげておく、別の調達方法も合わせて検討しておくなどの対策をとっておくと安心です。
■長期利用は割高になりやすい
法人向けPCレンタルは短期〜中期利用に適するサービスです。長期利用すると料金が割高になりやすいので注意しましょう。同一機種を2年以上利用する場合は、購入やリースも検討したほうが賢明です。
レンタルサービスにも長期割引はあるものの、3年利用でもPC1台につき月々3,000円程度の支払いが必要です。一方、リースの場合は、最初の契約期間を満了して再リースすると、料金が当初の10分の1程度になります。たとえば、2年契約で月額4,000円の機種を再リースした場合、月々の料金は400円程度まで下がります。
ただし、リースではPCの保守は利用者対応となります。月額料金だけで単純にどちらが割安とはいえない面もあるので、サービス利用条件も考慮しながら、自社に適した調達方法を選びましょう。
法人向けPCレンタル利用に動き出そう
法人向けPCレンタルを有効活用するには、品揃えや料金だけでなく、サポートサービスにも着目してベンダーを選ぶことが肝要です。PC導入支援やトラブル対応の手厚さをチェックして、利便性の高いサービスを選び出しましょう。
法人向けPCレンタル 2選
1.リモートPCアレイ
(参照元:https://www.ascentech.co.jp/solution/rpa/rpa.html)
サービス名 |
リモートPCアレイ |
キャッチフレーズ |
ハイパーバイザー不要の低コストVDI |
サービス概要 |
1Uの筐体に複数の物理PCカートリッジと仮想デスクトップに必要なコンポーネントを搭載したリモートアクセスソリューション。20年以上の仮想デスクトップ販売、構築経験に基づき自社企画製品として開発しました。 |
向いてる形態 |
BtoB/BtoC |
価格 |
・リモートPCアレイ50 NoneNone |
運営企業 |
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サービス詳細 |
2.IT機器レンタル
(参照元:https://www.yrl.com/product/it_rental/index.html)
サービス名 |
IT機器レンタル |
キャッチフレーズ |
IT機器レンタル |
サービス概要 |
法人向けパソコンレンタル、IT機器レンタルのご案内です。最新のパソコン、タブレット、サーバー等をご用意しております。 |
向いてる形態 |
BtoB/BtoC |
価格 |
・価格はお問合せください |
運営企業 |
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サービス詳細 |