アンケートの謝礼やキャンペーンのインセンティブをメール・SNSで付与できるサービスが「デジタルギフト」です。簡便に実現できる販促施策として需要が増加しており、現在ではさまざまなサービスが提供されています。ここでは、デジタルギフトを比較選定する基本ポイントや利用時の注意点を説明します。
また、導入実績の多い代表的なデジタルギフトをご紹介します。実際に利用する企業の活用事例も交えながら、サービスの強みや特徴の解説を行います。自社の課題や目的に照らし、適切なサービスを見つけてください。
デジタルギフトの比較方法・選び方
デジタルギフトを比較選定する際のポイント
デジタルギフトを比較選定する際、チェックしておきたいのは以下の3つのポイントです。
- 必要な付加機能が備わっているか
- デジタルギフトの種類は豊富か
- 料金は予算に合っているか
各項目を詳しく見ていきます。
■必要な付加機能が備わっているか
デジタルギフトを利用すると、Web上でノベルティやインセンティブの受け渡しを完結できるようになりますが、サービスによっては以下のような付加機能・サービスが利用できるものもあります。
- メッセージ機能:お礼のメッセージやメッセージカード風の画像を添付できる
- 抽選機能:当選確率を設定し、当選・落選を出し分ける
- アンケート機能:ギフトの受け取り画面などにアンケートを設置できる
デジタルギフトの用途に応じて、必要な機能が備わっているか確認しましょう。
■デジタルギフトの種類は豊富か
デジタルギフトの種類はサービスによって異なるため、自社サービスのユーザーやキャンペーンのターゲットに適しているかどうかも大切なチェックポイントです。デジタルギフトには以下のような種類があり、数百~数千種類から選択できるサービスもあります。
- コンビニの商品券や買い物券
- 電子マネーやギフトコード
- ポイントサービスのポイント
- 航空会社のマイレージ
ギフトの選択肢が豊富であれば、施策の規模やターゲットによってインセンティブの価格帯を分けたり、複数のギフトを組み合わせたりすることも可能です。
■料金は予算に合っているか
一般的なデジタルギフトの料金は、【デジタルギフトの発行額(単価×配信数)+発行手数料】となっています。発行手数料はサービスによって異なり、発行額に対して8%~20%かかります。
例えば、発行手数料が10%のサービスを利用して300円のギフトを500通配信する場合、以下のようになります。
発行額:(300×500)=150,000円
手数料:150,000×10%=15,000円
総額:165,000円
サービスによっては初期費用や管理費用が別途必要な場合もあるので、料金体系を確認して費用を見積もっておきましょう。
課題・ニーズから選ぶデジタルギフトの向き・不向きの傾向
どのようなデジタルギフトを選ぶべきかは、自社の課題によっても変わってきます。以下に課題・ニーズ別の向き・不向きの傾向をまとめました。
課題・ニーズ |
向き・不向きの傾向 |
---|---|
施策に合わせてギフトの種類を変えたい |
ラインナップが豊富なデジタルギフトであれば、施策に合ったギフトを選択しやすい |
抽選キャンペーンに利用したい |
抽選機能があるデジタルギフトが適している。即時抽選・即時付与ができるものであれば、その場で当落判定をするインスタントウィンの懸賞キャンペーンが実施できる |
アンケートの実施と回答者に謝礼を提供するオペレーションが別々で手間がかかる |
アンケート機能があるデジタルギフトであれば、謝礼付きのアンケートがしやすくなる。外部のアンケートツールと連携できるものもある |
インセンティブ付与に利用したいが予算が少ない |
デジタルギフトの受け渡しに特化したリーズナブルなサービスが適している |
デジタルギフトを利用する際に注意すべき点
デジタルギフトを利用するときは、以下の2点に留意しましょう。
■ギフトには有効期限がある
デジタルギフトには有効期限が設定されており、それを過ぎると商品などに交換できなくなってしまいます。有効期限が短いと、ユーザーの不満につながることがあるため要注意です。有効期限はギフトの種類ごとに設定されていることが多いため、あらかじめベンダーに確認しておきましょう。
■デジタルギフトだけではマーケティング効果は限定的
デジタルギフトはキャンペーンやイベントなどの集客力アップに役立ちますが、顧客との長期的な関係性構築という点での効果は限定的です。そのため、デジタルギフトはマーケティング施策の初期段階として位置付け、そのほかに顧客を囲い込むための施策をシームレスに展開することをおすすめします。
施策にフィットするデジタルギフトを見極めよう
デジタルギフトは幅広い用途に使用できるため、選定の際は、まずサービス内容・機能が自社の目的に合っているか確認しましょう。そのうえで、ギフトのラインナップが自社商品のユーザーや施策のターゲットにフィットし、料金が予算内に収まるものを選ぶことをおすすめします。
ここで紹介した選定ポイントを参考に、最適なデジタルギフトを見つけてください。
デジタルギフト2選「特徴」と「活用事例」
1.AnyCampaign
(参照元:https://anycampaign.jp/)
サービス名 |
AnyCampaign |
キャッチフレーズ |
法人キャンペーン向けデジタルギフトサービス |
サービス概要 |
「AnyCampaign」はキャンペーン施策や、販促活動に利用できるデジタルギフトサービスです。1,000種類以上の魅力的なブランドの商品からお好きな商品を利用することができ、事業やサービスの認知拡大、顧客の満足度向上を実現することが可能です。 |
向いてる形態 |
BtoC |
運営企業 |
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サービス詳細 |
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サービス資料 |
2. デジコ
(参照元:https://digi-co.net/)
サービス名 |
デジコ |
キャッチフレーズ |
最短2日で納品。1円から交換できるデジタルギフト |
サービス概要 |
デジコは、Amazonギフト券など最大で6,000種以上の商品や電子マネーに交換可能なデジタルギフトです。導入申込みもweb完結、最短2日で1円券1枚から発行可能。満足度の高いデジタルギフトで マーケティング・プロモーションのお手伝いいたします。 |
向いてる形態 |
BtoB/BtoC |
導入社数 |
約 200 社 (2020年04月01日時点) |
運営企業 |
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サービス詳細 |