ホームページやメディアの運営・管理に欠かせないCMS(ホームページ作成ツール)。基本機能にくわえ、情報発信力を高める性能をプラスしているものまで多くのサービスがあります。ここでは、自社に適したサービスを比較選定するポイントを紹介します。
また、導入実績の多い代表的なCMSをご紹介します。実際に利用する企業の活用事例も交えながら、サービスの強みや特徴の解説を行います。自社の課題や目的に照らし、適切なサービスを見つけてください。
CMSの比較方法・選び方
CMSを比較選定する際のポイント
CMSにはいろいろな種類があり、提供サービスによって得意分野が分かれます。以下のチェックポイントを参考に、自社のニーズに合ったものを選ぶようにしましょう。
■導入目的とCMSの得意分野が合っているか
CMSは提供されているツールによって得意分野や特化している機能が異なるため、まずは自社が何を実現するために導入するのか明確にし、必要な機能を備えたものを選ぶことが重要です。
CMSの基本的な機能は、大きく分けると以下の3つです。
- 制作機能(Webコンテンツの制作・編集)
- 管理機能(コンテンツ管理、権限設定)
- 分析、運用機能(サイト分析、他システムやSNSとの連携)
実際の活用場面では、たとえばニュースやブログのように頻繁に情報発信したい場合と、ECサイトの運営に使いたい場合などでは必要となる機能が違ってきます。ほとんどのCMSはプラグインで機能拡張できますが、別途費用がかかる場合が多いため、あらかじめ必要な機能が搭載されているものを選ぶほうがよいといえるでしょう。
●ブログやニュースに活用したい場合に便利な機能例:
- 頻繁な更新に適している機能がある
- 集客力を高めるためのSEO対策やSNS連携ができる
●ECサイトに活用したい場合に便利な機能例:
- 商品紹介ページを作成できる
- 注文処理を行えるショッピングカート機能
- 顧客管理や受注管理ができる
- メルマガやクーポンの配信
●企業のホームページに活用したい場合に便利な機能例:
- 豊富なデザインのテンプレートが提供されている
- 会員のステージに合わせた権限設定や顧客管理機能が充実している
- セキュリティ対策が強固
■Webサイトの規模に対応できるか
大規模なサイトの場合、データ通信量やアクセス数が増えるとサーバーの負担が大きくなり、表示速度に影響が出る可能性があります。CMSが自社の規模感に対応しているかという観点は重要なポイントです。小規模のWebサイトであれば気にする必要はほぼありませんが、規模が大きい場合には、効率的な運用が可能な機能を有しているか慎重に精査する必要があります。
■担当者の人数と管理のしやすさはどうか
CMSを複数人で使いたい場合には、管理のしやすさにも注意を払う必要があります。クラウド型のCMSであれば、複数の担当者が同時にアクセスして作業を行うことが可能です。この場合、使用者ごとに権限設定できる機能があると、ミスの防止や内部統制上の問題をクリアすることができます。また、承認フローを設定できる機能が備わっているものは、上司の承認をCMS内で確認できるため効率的です。
■無料のオープンソースか有料のCMSか
CMSには無料で提供されているオープンソースのものと、有料のツールがあります。オープンソースのCMSでも基本的な機能は使え、ある程度のカスタマイズも可能なため、コスト面でのメリットは大きくなります。ただし、サポートは受けられないので、不具合が発生した場合には自己責任で対応しなければなりません。 一方、有料のCMSはサービス提供者側のサポートを受けられる点がメリットです。自社のスキルに不安がある場合は、有料サービスのほうが安心感を得られるといえるでしょう。
課題別の向き・不向き
作りたいサイト構成や自社の運用体制によっても、適したCMSは異なります。課題別の向き・不向きの傾向は以下を参考にしてください。
課題 |
向き・不向きの傾向 |
---|---|
大規模サイトを運営したい |
・大規模サイトの運営向けのデータ通信量とトラフィック量を確保しているCMSを選ぶ必要がある |
管理者にノウハウがない |
・サポート体制が充実している有償のCMSが向いている |
セキュリティを強固にする必要がある |
・脆弱性への対応が自動更新されるなど、こまめにメンテナンスされているCMSが望ましい ・オープンソースの場合、セキュリティは自己責任となるため注意が必要。とくにプラグインによる機能拡張をした場合、脆弱性への対応が必要になる |
外部の人にも操作させたい |
・権限設定でリスク管理ができるタイプが適している |
大きな予算をとれない |
・無料で導入できるオープンソースが向いている。ただし、機能拡張する場合は別途費用がかかる場合があるため事前に確認が必要 ・有償ツールでも機能を絞り込んだ安価なものもあるため、必要な機能を明確にして選択するとよい |
上記はあくまでも目安です。提供されているツールによっては、特徴が異なる場合があるため事前に確認してください。
導入時に注意すべき点
CMSを導入する際は、データ移行に注意しましょう。現在運営しているWebサイトのコンテンツを移行する場合、データの移行漏れがあったり、思っていた以上の作業量が発生したりということが起こりがちです。
たとえば、古いページでリンク切れのものが含まれている場合、そのまま移行すると影響が出る可能性があるため整理しておく必要があります。CMSの機能に「移行プログラム」があると、比較的容易にデータを移すことができます。また、自社にノウハウがない場合は、サポート体制を整えている提供会社を選ぶのもよい方法です。
CMSは適切に選んで賢く運用
Webサイトの構築・運用に欠かせないCMSですが、選び方を間違えてしまうとメリットを最大限享受することができません。まずは、どんな運用体制とするかを整理したうえで必要な機能を精査し、自社に適したツールを選択するのがポイントです。コスト面だけでなく、総合的に納得できるものを選んでください。
代表的なCMS 15選「特徴」と「活用事例」
1.CMS BlueMonkey
(参照元:https://bluemonkey.jp/)
サービス名 |
CMS BlueMonkey |
キャッチフレーズ |
SEO対策できるWebサイト構築 |
サービス概要 |
見たまま編集が可能で、CMSに不慣れな担当者にもわかりやすい機能が特長です。 |
向いてる形態 |
BtoB/BtoC |
導入社数 |
約 1600 社 (2021年02月12日時点) |
運営企業 |
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サービス詳細 |
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サービス資料 |
導入した企業の声
株式会社モン・スターズ 企画部 蕪木様:
導入目的は、サービスサイトからのお客様のお問い合わせ数を増やすため。CMS BlueMonkeyを活用することで、サービスサイトをリニューアルして3カ月でPVは2倍、ユーザー数は6倍と大幅増。リード獲得の導線を改善することで、当初の目的であったお問い合わせ数の増加も実感できています。
2.HubSpot導入・活用支援サービス
(参照元:https://marketing.clabel.jp/hubspot/)
サービス名 |
HubSpot導入・活用支援サービス |
キャッチフレーズ |
HubSpotの効果的運用・活用をサポートします |
サービス概要 |
シーラベルはHubSpot Solution Partnerプログラム認定パートナーです。 |
向いてる形態 |
BtoB |
導入社数 |
約 10 社 (2023年10月15日時点) |
導入企業の傾向 |
製造業・物流企業からIT企業までさまざまな業種。企業規模は30-500名の企業様にご活用いただくことが多いです。 |
価格 |
・コンサルティング導入プラン 500,000円 / 月額 |
運営企業 |
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サービス詳細 |
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サービス資料 |
3.ferret One
(参照元:https://ferret-one.com/)
サービス名 |
ferret One |
キャッチフレーズ |
Web制作からリード獲得・顧客管理まで |
サービス概要 |
ferret Oneは、BtoBマーケティングの効率化を目指すWebマーケティングツールです。 |
運営企業 |
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サービス詳細 |
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サービス資料 |
4.Cloud CMO(クラウド・シーエムオー)
(参照元:https://innova-jp.com/cloud-cmo/)
サービス名 |
Cloud CMO(クラウド・シーエムオー) |
キャッチフレーズ |
集客に強いコンテンツマーケティング運用ツール |
サービス概要 |
コンテンツマーケティングはオウンドメディアの企画・戦略立案、コンテンツの作成・投稿、効果分析・評価といった多くの工程があります。イノーバのCloud CMOはコンテンツマーケティングに特化した運用ツールです。特にコンテンツの投稿や更新、効果分析の工数を劇的に削減してくれるでしょう。 |
向いてる形態 |
BtoB/BtoC |
機能一覧 |
・マーケティングレポート |
運営企業 |
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サービス詳細 |
5.A-BiSU(エビス)
(参照元:https://a-bisu.jp/)
サービス名 |
A-BiSU(エビス) |
キャッチフレーズ |
本格的なWebマーケティングを "もっと簡単に" |
サービス概要 |
独自技術で既存サイトもらくらくCMS化。Webマーケティングをオールインワンでご提供! |
向いてる形態 |
BtoB/BtoC |
導入社数 |
約 1200 社 (2021年02月04日時点) |
機能一覧 |
・見たまま編集機能 |
価格 |
・価格はお問合せください |
運営企業 |
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サービス詳細 |
6.dino
(参照元:https://revolver.co.jp/Service)
サービス名 |
dino |
キャッチフレーズ |
オウンドメディア専用クラウドCMS |
サービス概要 |
パブリッシングプラットフォーム「dino」は、オウンドメディア専用クラウドCMSをコアプロダクトとしたファストマーテクのプラットフォームです。様々なオプションサービスを組み合わせることで、コンテンツマーケティングを成功に導くことができます。 |
向いてる形態 |
BtoB/BtoC |
機能一覧 |
・構築・運営 |
価格 |
・価格はお問合せください |
運営企業 |
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サービス詳細 |
7.HeartCore - ハートコア -
(参照元:https://www.heartcore.co.jp/)
サービス名 |
HeartCore - ハートコア - |
キャッチフレーズ |
Webサイトの管理業務を効率化する動的CMS |
サービス概要 |
HeartCore CMSは、ウェブサイトの管理・運用に必要なすべての機能を提供します。 |
向いてる形態 |
BtoB/BtoC |
導入社数 |
約 550 社 (2021年02月05日時点) |
機能一覧 |
・サイト構築 |
価格 |
・価格はお問合せください |
運営企業 |
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サービス詳細 |
8.ペライチ
(参照元:https://peraichi.com/)
サービス名 |
ペライチ |
キャッチフレーズ |
高品質なホームページがつくれる |
サービス概要 |
ページを簡単に作成できることはもちろん、ページを公開してからの その先を支える特徴があります。 |
向いてる形態 |
BtoB/BtoC |
機能一覧 |
・ホームページ作成・公開 |
価格 |
・ビジネスプラン 3,278円 / 月額(税込み) |
運営企業 |
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サービス詳細 |
9.Jimdo (ジンドゥー)
(参照元:https://www.jimdo.com/jp/)
サービス名 |
Jimdo (ジンドゥー) |
キャッチフレーズ |
作成経験がなくても本格的なホームページが作れます |
サービス概要 |
・たった数分でホームページを公開⇒登録時に案内される質問に答えるだけで AI(人工知能)が業種や目的に合わせて、画像や文章を含めて最適なホームページを作成してくれます。 |
向いてる形態 |
BtoB/BtoC |
機能一覧 |
・簡単ホームページ構築 |
価格 |
・START 990円 / 月額換算, 年額請求 |
運営企業 |
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サービス詳細 |
10.Drupal(ドゥルーパル)ナビ
(参照元:https://drupal-navi.jp/)
サービス名 |
Drupal(ドゥルーパル)ナビ |
キャッチフレーズ |
かつてないほど自由なサイト構築が可能になりました |
サービス概要 |
Drupalはコンテンツ管理、会員管理、キーワード検索、RSS配信など豊富な機能を持つ本格的なオープンソースのCMSです。 |
向いてる形態 |
BtoB/BtoC |
機能一覧 |
・ユーザー機能(標準機能) |
価格 |
・Drupal 0円 / (無料) |
運営企業 |
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サービス詳細 |
11.BiNDクラウド
(参照元:https://bindup.jp/)
サービス名 |
BiNDクラウド |
キャッチフレーズ |
サイト制作は、「お願いする」から 「自分で作る」 |
サービス概要 |
BiNDupは思い通りのホームページをWebの知識なく作れるだけでなく、情報を発信し続けるのに最適な運用環境と、成果につながる集客対策を備えたオールインワンツール。あなたのサイトの価値を高め、思い通りのサイトを運用できます。 |
向いてる形態 |
BtoB/BtoC |
機能一覧 |
・作る・編集 |
価格 |
・基本コース 2,480円 / 月額 |
運営企業 |
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サービス詳細 |
12.e-shops crayon
(参照元:https://crayon.e-shops.jp/)
サービス名 |
e-shops crayon |
キャッチフレーズ |
スマホで簡単に ホームページを 作れるサービスです |
サービス概要 |
「無料から始めるホームページ作成」 |
向いてる形態 |
BtoB/BtoC |
機能一覧 |
・ホームページの作成 |
価格 |
・フリー 0円 / (無料) |
運営企業 |
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サービス詳細 |
13.Connecty(コネクティ)
(参照元:https://www.connecty.co.jp/)
サービス名 |
Connecty(コネクティ) |
キャッチフレーズ |
CMSでデジタルトランスフォーメーションを推進 |
サービス概要 |
【選ばれ続ける4つの理由】 |
向いてる形態 |
BtoB/BtoC |
機能一覧 |
・コンテンツ管理機能 |
価格 |
・共有プラン 1,200,000円 / 初期費 |
運営企業 |
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サービス詳細 |
14.Pattern Style CMS
(参照元:https://biz.biglobe.ne.jp/cms/index.html)
サービス名 |
Pattern Style CMS |
キャッチフレーズ |
目指すのは、今よりずっとよいサイト |
サービス概要 |
ビッグローブの提供する「Pattern Style CMS」は、安定運用のBIGLOBEマネージド型ホスティングサービスと国産CMS「WebRelease 2」がワンセットになったクラウド型CMSサービスです。 |
向いてる形態 |
BtoB/BtoC |
機能一覧 |
・制作・運用 |
価格 |
・インフラ(クラウド基盤)システム運用 240,000円 / から・初期費用 |
運営企業 |
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サービス詳細 |
15.Adobe Experience Manager
(参照元:https://business.adobe.com/jp/products/experience-manager/adobe-experience-manager.html)
サービス名 |
Adobe Experience Manager |
キャッチフレーズ |
コンテンツ管理とデジタルアセット管理最強の組み合せ |
サービス概要 |
デジタルアセット管理とコンテンツ管理システムの機能を組み合わせたAdobe Experience Managerなら、 |
向いてる形態 |
BtoB |
機能一覧 |
・CMS(コンテンツ管理システム) |
価格 |
・価格はお問合せください |
運営企業 |
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サービス詳細 |