デザイン会社(WEBデザイン会社)は、印刷物や広告、Webサイトなど多岐にわたる分野のデザイン制作を請け負っています。各社で特徴が大きく異なるため、目的に合ったデザイン会社を選定することが重要です。ここでは、比較する際のポイントと課題・ニーズ別に見た向き・不向きの傾向、サービス利用時の注意点を解説します。
また、導入実績の多い代表的なデザイン会社をご紹介します。自社の課題や目的に照らし、適切なサービスを見つけてください。
デザイン会社の比較方法・選び方
デザイン会社を選ぶときのポイント
デザイン会社を選定する際のポイントは、次の4つです。
■制作会社の種類
デザイン制作を依頼できる会社は、大きく次の3つです。それぞれに特徴や強みが異なるため、制作物の目的・用途に応じて適した制作会社を選定することがポイントです。
- グラフィックデザイン会社・Webデザイン会社
Web関連の制作物や印刷物の依頼先として多いのが、グラフィックデザイン会社やWebデザイン会社と呼ばれる会社です。WebサイトやWeb広告、動画、紙媒体のデザイン制作など幅広く対応しています。
ただし、マーケティングやSEOの知識を有するデザイン会社もあれば、ブランディングに強い会社もあるなど、各社で特徴が大きく異なります。選定時は自社が求める制作物とマッチするか否かを確認しましょう。 - デザインコンサルティング
デザインコンサルティングとは、デザインの視点から製品・プロダクトの戦略立案を行う会社のことです。ユーザーとのコミュニケーション設計やブランディングの知識を保有し、ビジネス課題に対し、デザインの観点からアプローチするためのアドバイスを行います。デザインを用いた戦略設計から依頼したい場合に適しています。 - UI/UXデザイン会社
UI/UXデザインを専門とする制作会社です。ユーザーが快適にWebサイトを閲覧できるようにするための表示方法や配置などを設計・デザインするほか、顧客体験の観点からユーザー接点におけるコミュニケーションの設計・デザインを手掛けます。自社のWebサイトの効果を促進したい場合などに適しています。
■サービス内容・範囲
デザイン会社を選ぶときにチェックしておきたいのがサービス内容と、どこまでの対応が可能なのかという点です。たとえば、Webサイト制作の場合、次のようなメニューの有無を確認して、自社が依頼したい内容とマッチするかどうかを判断しましょう。
- 取材・写真撮影
- 動画制作
- マルチデバイス対応
- システム構築(CMS構築、EC構築など)
- SEO対策
- セキュリティ対策
- Webサイトの保守・運用
上記のような制作サービス以外に、システム更新や追加カスタマイズなど自社での実施が難しい作業を任せられるかを確認しておくと安心です。
■実績をチェック
デザイン会社の制作実績をチェックすることで、自社と制作会社との相性を判断する際の参考にできます。具体的には、自社と同業種のWebサイトを制作しているか、自社が制作したいものと同タイプのWebサイトの制作実績があるかなどを確認します。
参考になりそうな実績が見つかったら、実際に公開されているサイトもチェックしましょう。クオリティは期待通りか、画面遷移にもたつきはないかといった点を確認します。
■見積を比較する
デザイン制作は各社で見積もりに幅があるケースが多くなっているため、複数の候補先から見積もりをとることをおすすめします。見積書が提出されたら、次の3点に留意して内容と金額を比較しましょう。
- 不明瞭な項目がある場合は詳細内容を確認する
- 費用の単位を項目ごとに確認する(ページ単位、人日など)
- 自社の対応が必要となっている項目を確認する
なお、Webサイト制作の見積を取る際は、提案書の作成も依頼しましょう。提案書では、Web制作チームの体制や競合分析の方法など、見積書に書かれていない事項をチェックできます。
課題・ニーズ別に見たデザイン会社の向き・不向きの傾向
デザイン制作に関する課題や要望によって、利用に適するデザイン会社のタイプが変わります。次の表を参考にして、自社の利用目的・用途に適したデザイン会社を検討しましょう。
課題・要望 |
向き・不向きの傾向 |
---|---|
自社にWeb担当者がいない / 自社でのWebサイト運営に不安がある |
・Webサイトの設計から保守・運営までサポートしているデザイン会社を検討するとよい ・CMSの構築まで依頼できるデザイン会社であれば、自社でのサイト更新が容易にできるようになる |
採用サイトを効率的に制作したい |
・採用・人事関連のサイト制作に豊富な実績があるかどうかをチェックする ・社員インタビューや写真撮影、動画制作が得意なデザイン会社を選ぶとコンテンツの質向上が期待できる |
本格的なブランディングを行いたい / 大規模なサイトリニューアルを行いたい |
・コンサルティングに強い制作会社を選ぶとよい |
中長期的な集客にWebサイトを活用したい |
・オウンドメディアやサービスサイトの制作に強い制作会社が向いている ・SEOやSNSマーケティングに強い制作会社を選ぶ。アクセス解析やレポートを依頼できるところもある |
デザイン会社の利用時に注意すべき点
デザイン会社を選ぶときの失敗例として、費用だけで発注先を決めてしまうことが挙げられます。「デザインが想定していたイメージと違う」「期待していたサポートがない」といった失敗を避けるには、クオリティやサービス内容・範囲を事前にしっかり確認しておくことが重要です。
また、大きな修正が発生したり複数回の修正となったりした場合、追加費用が発生することがあるため注意しましょう。
デザイン会社を上手に利用しよう
デザイン会社への制作発注を成功させるには、事前準備に力を入れることが肝要です。目的設定と要件定義を入念に行い、自社の要望をデザイン会社に伝えられるよう準備しましょう。可能であれば、制作要件をまとめた提案依頼書の作成も行うと、よりスムーズです。以上を踏まえて、自社に適したデザイン会社を探してみてください。
デザイン会社 4選
1.ホームページ・ Webサイト制作
(参照元:https://marketing.clabel.jp/website_production/)
サービス名 |
BtoB WEBサイト制作 |
キャッチフレーズ |
費用対効果の高いサイト制作実現を支援します |
サービス概要 |
BtoBマーケティングに知見のあるシーラベルが、WEBサイト制作をご支援します。 |
向いてる形態 |
BtoB |
導入社数 |
約 10 社 (2023年10月15日時点) |
導入企業の傾向 |
製造業・物流企業からIT企業までさまざまな業種。企業規模は30-500名の企業様にご活用いただくことが多いです。 |
価格 |
・サイトリニューアル 2,500,000円 / 1サイト |
運営企業 |
|
サービス詳細 |
|
サービス資料 |
2.コミュニケーションデザイン【映像/web/グラフィック制作】
(参照元:https://rayout-inc.com/)
サービス名 |
コミュニケーションデザイン【映像/web/グラフィック制作】 |
キャッチフレーズ |
ビジネス課題をクリエイティブで解決! |
サービス概要 |
かっこいい映像を作っても、"課題解決"ができなければ意味がありません。 |
向いてる形態 |
BtoB |
導入社数 |
約 350 社 (2023年08月22日時点) |
導入企業の傾向 |
商品PR/採用/イベント記録/事業紹介/WebCM等で動画やWebページ、グラフィックを作りたい企業様 |
価格 |
・価格はお問合せください |
運営企業 |
|
サービス詳細 |
|
サービス資料 |
3.G-angle
(参照元:https://www.g-angle.co.jp/)
サービス名 |
G-angle |
キャッチフレーズ |
制作進行までサポートする唯一の制作会社 |
サービス概要 |
当社ではPMBOKをベースにしたプロジェクトマネジメントのガイドラインを導⼊しています。 |
向いてる形態 |
BtoB/BtoC |
価格 |
・価格はお問合せください |
運営企業 |
|
サービス詳細 |
4.FilmBranding
サービス名 |
FilmBranding |
キャッチフレーズ |
伝えたい「思い」をプロデュースします。 |
サービス概要 |
株式会社ライルにお任せください。 |
向いてる形態 |
BtoB/BtoC |
機能一覧 |
・DESIGN |
価格 |
・価格はお問合せください |
運営企業 |
|
サービス詳細 |