研修会社(研修企業)は、クライアント企業の課題やニーズに応じて様々なテーマ・スタイルの研修を提供しています。専門知識を持つ講師による研修にくわえ、実施後のアフターフォローもあるなど活用するメリットは多岐にわたります。ここでは、研修会社を選ぶ際に押さえておきたいポイントと利用時の注意点を解説します。

また、導入実績の多い代表的な研修会社をご紹介します。自社の課題や目的に照らし、適切なサービスを見つけてください。

研修会社の比較方法・選び方

研修会社を選ぶときのポイント

研修会社を選ぶときのポイント

 

研修会社を選ぶ際は、以下の点に留意しましょう。

 

■利用目的を明確化する

研修会社が提供するサービス内容は多種多様なため、まずは自社の利用目的を明確にし、カリキュラムや実施方法がマッチするサービスを選ぶことが重要です。研修で多く挙げられる課題として、以下のようなものがあります。

 

  • 集合研修の内容を充実させたい
  • オンライン研修を実施したい
  • 若手社員の成長を早めたい
  • 学習が遅れている社員をフォローしたい

 

研修会社によって得意分野や強みが異なるため、自社が研修によって得たい成果を整理した上で選定に進みましょう。

 

■自社が求めるプログラムを提供しているか

研修会社の選定において、特に力を入れたいのがプログラムの確認です。主に、以下のようなプログラムが提供されています。

 

  • 年次・役職別の研修(新入社員・中堅社員・管理職向けなど)
  • 部門別の研修(人事・営業・企画向けなど)
  • ビジネススキルやキャリアアップに特化した研修

 

自社の課題やニーズに合わせて研修内容をカスタマイズできるかどうかも確認しておきましょう。柔軟に対応してくれる研修会社であれば、研修の成果をより高められる可能性が広がります。

 

■研修スタイルは適切か

研修会社では様々なスタイルの研修を実施しています。自社に必要な形式を検討した上で、適切なサービスを選定しましょう。以下に実施形式の例を挙げます。

 

  • 講師派遣
  • 集合研修(自社または研修会社の施設、外部の施設を利用)
  • オンライン研修(録画型・ライブ型)
  • 通学型研修
  • 公開講座

 

研修会社の施設での研修や通学型研修の利用を予定している場合は、アクセスのしやすさも確認しましょう。なお、公開講座については、希望する会場での開催を依頼できる場合があります。こうした利用条件も考慮して、自社で利用しやすい研修会社を選び出しましょう。

 

■実績は十分か

研修会社の取引実績や研修事例をチェックすることで、信頼性や自社との相性を確認できます。次のポイントを意識して、実績と事例を参考にすることをおすすめします。

 

  • 取引実績数は豊富か
  • 自社と同業種での研修実績はあるか
  • 自社と似た課題を解消した事例はあるか

 

上記ポイントに加え、利用企業がそのサービスを選んだ理由や得られた成果などをチェックして、研修会社選びの参考としましょう。

 

■コストは適切か

社員研修の料金相場は、半日(3時間程度)の講義で10万〜15万円、全日(6時間程度)の講義で15万〜30万円程度です。ただし、これは平均的な相場であり、受講者数や講義内容のレベルなどによって料金は変動します。

 

各社から提示されたプラン内容と料金を比較して、納得のいく研修会社を選定しましょう。

課題・ニーズ別に見た研修会社の向き・不向きの傾向

自社が抱える課題や要望によって、適した研修会社の傾向が変わります。次の表を参考にして、どのような研修会社が自社に適するか検討してください。

 

課題・要望

向き・不向きの傾向

長期的に付き合える研修会社を探している / 人事戦略全般について相談したい

・人材育成や人事戦略についてのコンサルティングから研修の企画・実行まで対応している研修会社を検討するとよい

新入社員向け・/ 内定者向けに負担の少ない研修を実施したい

・新入社員向け・内定者向けのeラーニング研修を提供している研修会社を検討するとよい(eラーニングであれば、個々の都合合わせて学習できる)

即戦力人材を育てられる研修をしたい/ 指導役の人材を育てたい

・自社の業務内容に応じてカスタマイズした研修を実施してくれるサービスが向いている

・研修の内製化支援を提供している研修会社であれば、リーダー教育やOJT推進についても相談できる

自己啓発制度を設けたい

・公開講座を提供している研修会社を利用して、従業員自身で講座を申し込めるようにする方法がある

研修会社の利用時に注意すべき点

研修会社の利用時に注意すべき点

 

■打ち合わせは入念に行う

担当者と自社との間で課題やゴールについての認識に食い違いがあると、思うような成果を得られなくなる可能性があるため注意が必要です。研修会社を利用する際は、担当者との打ち合わせを入念に行いましょう。

 

■講師の質をチェックする

いかに優れた研修プログラムであっても、講師の質がいまひとつでは望む成果を得られません。研修会社を利用する際は、担当講師の情報もしっかり確認しましょう。研修実績は豊富か、自社と同業種での現場経験はあるか、著書を出しているかといった点を参考にして、講師の質を見極めるとよいでしょう。

 

また、担当講師とは研修実施前に面会し、自社の課題や研修内容について話し合うことをおすすめします。公開講座に参加して、研修の手腕や進め方を確認するのもよいでしょう。直接会うことが難しい場合は、オンラインで会話したり、講師が作った資料を送ってもらったりするのも1つの方法です。

 

講師がイメージと違うと感じた場合は、研修会社に変更を依頼しましょう。社員研修は多大な費用と時間を要する業務です。失敗を避ける上でも、事前の調整をしっかり行うことをおすすめします。

研修会社の利用に動き出そう

研修会社を上手く活用するには、自社の課題と研修で得たい成果を明確化した上で、サービスを選定することが肝要です。また、サービス利用に際しては、担当者との打ち合わせや、講師の質の確認に力を入れましょう。

研修会社 5選

1.ブレインパートナー

(参照元:https://www.brainpartner.co.jp/)

サービス名

ブレインパートナー

キャッチフレーズ

人が変わる組織が動く会社がつよくなる

サービス概要

御社の収益改善実現を支援します。
課題の明確からその解決、更に収益改善まで、一貫してサポートします。

【事業内容】
・人材育成
・経営力強化
・営業力強化
・人事機能強化

(参照元:株式会社ブレインパートナーホームページ)

向いてる形態

BtoB/BtoC

機能一覧

・人事評価制度診断
・人事評価制度構築
・営業プロセス標準化
・組織診断

価格

・価格はお問合せください

運営企業

株式会社 ブレインパートナー

サービス詳細

ブレインパートナーの詳細を見る

 

2.海外赴任前研修 beyond global Japan株式会社

(参照元:https://www.beyond-g.com/)

サービス名

海外赴任前研修 beyond global Japan株式会社

キャッチフレーズ

BEYOND OURSELVES

サービス概要

単なる西洋型でも日本型でもない次世代のアジアならではの強みを活かした
組織・人材マネジメントを追求しています。
日本・シンガポール・タイの3拠点から、日本本社と海外現地法人の双方に、
人事制度と人材育成の両面に加えて、テクノロジーも活用した組織変革を、行っています。

【強み】
・人事制度と育成の両面からの組織変革
・日本本社と海外現地法人の人事施策を繋ぐ
・アジア現地社員の特性を知り尽くしている
・最新テクノロジーを駆使して、人・組織を活性化

(参照元:beyond global Japan株式会社ホームページ)

向いてる形態

BtoB/BtoC

価格

・価格はお問合せください

運営企業

beyond global Japan株式会社

サービス詳細

海外赴任前研修 beyond global Japan株式会社の詳細を見る

 

3.FCEトレーニング・カンパニー

(参照元:https://www.training-c.co.jp/)

サービス名

FCEトレーニング・カンパニー

キャッチフレーズ

働くをもっとおもしろくする

サービス概要

行動を変容するトレーニングを介して、『働くをもっとおもしろくする=能動的な選択/判断』
ができる個人やチームを実現します。

【特長】
・「個」としての能力開発/ビジネスパーソンとしての人格育成を実施
・独立した「個」を活かすリーダーシップ能力の育成、組織力の強化へ

(参照元:株式会社FCEトレーニング・カンパニーホームページ)

向いてる形態

BtoB/BtoC

機能一覧

・SmartBoarding
・7つの習慣®
・xDrive
・CHANGE
・Axis
・インハウス研修

価格

・価格はお問合せください

運営企業

株式会社FCEトレーニング・カンパニー

サービス詳細

FCEトレーニング・カンパニーの詳細を見る

 

4.アチーブメント

(参照元:https://achievement.co.jp/)

サービス名

アチーブメント

キャッチフレーズ

目標達成の歓びを全ての個人と組織に

サービス概要

私たちは「指導力開発」を目的としたサービスを提供しています。

【主なサービス】
・『頂点への道Ⓡ』講座
「目標達成の技術体得」「指導力開発」
を目的としたトレーニングプログラムです。

(参照元:アチーブメント株式会社ホームページ)

向いてる形態

BtoB/BtoC

価格

・価格はお問合せください

運営企業

アチーブメント株式会社

サービス詳細

アチーブメントの詳細を見る

 

5.7つの習慣®Innovative Mind研修

(参照元:https://fcetc-7habits.jp/)

サービス名

7つの習慣®Innovative Mind研修

キャッチフレーズ

7つの習慣®Innovative Mind研修

サービス概要

7つの習慣®とは、アメリカ建国200年を期にスティーブン・R・コヴィー博士が、これまでの偉人、賢人等、
いわゆる成功したといわれる人たちに共通するものは何かという事をまとめた内容であり、長期的・継続的に、
好ましい結果を手に入れるため」の習慣とは何か、「成功のための原理原則」をどのように実践するか、
について書かれた本です。

本カリキュラムは「7つの習慣®」を「実践的」に身につけて頂きます

(参照元:株式会社FCEトレーニング・カンパニーホームページ)

向いてる形態

BtoB/BtoC

価格

・価格はお問合せください

運営企業

株式会社FCEトレーニング・カンパニー

サービス詳細

7つの習慣®Innovative Mind研修の詳細を見る