本記事では、株式会社シーラベルが主催する『DX事例合同ウェビナー』のレポートをお届けします。
2020年12月10日に開催した4社合同ウェビナーのテーマは、『営業・インサイドセールスのDX事例』。
それでは、一つ目のサービスから見ていきましょう。
登壇者は、『CREATIVE SURVEY for Salesforce』のベンダーであるクリエイティブサーベイ株式会社の代表取締役 菊地氏と、ユーザー企業であるtoBeマーケティング株式会社 アカウント本部パートナーアライアンスチームの小井土氏です。プロダクトの特徴や活用方法・効果などをご紹介いただきました。
アンケートの作成・公開・集計をワンストップで
菊地氏によるご挨拶から始まり、さっそく本題へ。
菊地氏:
弊社は、法人向けのクラウド型アンケートシステム『CREATIVE SURVEY』の開発・運営・販売をしている会社です。
現在、法人向けのアンケートシステムはあまりないため、CREATIVE SURVEYはBtoBでアンケートを実施したい企業様からご評価いただいております。このあとご説明いただくto Beマーケティング様をはじめ、資料にある日本を代表するような会社様や、10名くらいの小規模な会社様などに幅広く導入していただいています。
CREATIVE SURVEYでは、アンケートの作成・公開・集計をワンストップで行うことができます。普段は30分ほどのデモを行いながらご説明しますが、今日は3つのポイントに絞ってご紹介します。
<ポイント1>使いやすいインターフェース
弊社の親会社はデザイン会社ということもあり、ユーザビリティやデザインにこだわってシステムを開発しています。そのため、使いやすいインターフェースや高いデザイン性について多くの企業様から評価いただいていますし、弊社としても日本一・世界一のアンケートツールではないかと自負しております。
<ポイント2>マルチデバイス対応画面
当然ですが、スマホやタブレットなどのマルチデバイスにも対応しています。また、法人向けに提供しているため、セキュリティ面・システム連携面もしっかりと対応しております。
<ポイント3>結果を自動的に集計
また、アンケート結果は自動集計・グラフ化されるため、ダッシュボードでリアルタイムにご確認いただけます。クロス集計による分析も簡単です。
ユーザー調査やヒアリング、イベントのアンケート、満足度調査など、幅広い用途にご活用いただけます。
営業をもっと強くするCREATIVE SURVEY for Salesforce
CREATIVE SURVEYを提供して約7年、ありがたいことに多くの企業様から高い評価をいただいております。さらに皆様のお役に立つために、世界で最も使用されているCRM『Salesforce』と連携できるアンケートツールとして開発したものがCREATIVE SURVEY for Salesforceです。
Salesforceと連携し、顧客の声や顧客体験を一元管理
アンケートは、調査・分析のためだけではなく、「お客様の生の声」を収集する役割が大きいです。営業やインサイドセールスにおいては、お客様の本音がなかなか拾えないことがありますが、アンケートツールをコミュニケーションツールとして用いることで、ニューノーマルの時代でもお客様の声を収集しやすくなります。
CREATIVE SURVEY for Salesforceでは、お客様の回答がSalesforceに即時反映されます。事業者は、お客様の生の声をSalesforceのシステム上で一元管理し、お客様のご意見や顧客体験の状況などを把握することが可能です。
機能や使用方法などの詳細につきましては、個別にご相談いただければと思います。それでは、toBeマーケティングの小井戸様に活用事例をご紹介いただきます。
活用事例:toBeマーケティング
小井土氏:
toBeマーケティングは、2015年に設立した、まだ6年目くらいの会社です。従業員数は100名ほどで、これから事業展開を加速していくフェーズに入ったところです。主な事業としては、マーケティング定着の支援やマーケティングオートメーション(MA)のシステム構築・活用支援、MAの実装に伴う戦略策定・コンサルティングなどを行っています。
資料にあるように、弊社が取り扱っているプロダクトはSalesforceで、MAツール『Pardot』や『Marketing Cloud』、それらに紐づくCRMツール『Sales Cloud』や『Service Cloud』などに関連したサービスを提供しています。弊社では全社員がSalesforceのアカウントを持っていて、営業活動やマーケティング活動、商談管理などを含めてすべてSalesforceで管理しています。
そのような背景もあり、クリエイティブサーベイ社がSalesforceに連携できるアンケートシステムを開発してくれたことは、私としては非常に大きなインパクトがありました。
CREATIVE SURVEY for SalesforceでDXを推進
次に、DXへの取り組みをご紹介します。弊社では、営業におけるDXの定義・位置づけについて、「マーケティングや営業現場で活用できるデータ収集の体制を構築すること」と捉えております。
従来の営業活動では、展示会やセミナー、訪問、書面手続き、ご契約後のハンズオンサポートなどを行うことが多いと思います。それが、新型コロナウイルスの影響で、オンラインセミナーやオンライン商談、電子契約、オンラインサポートなどに切り替わるなど、データ収集にまつわるプラットフォームが大きく変わりました。
とはいえ、これらだけだとツールが分断してしまうため、各フェーズにCREATIVE SURVEY for Salesforceを導入してお客様の声を集める体制を整えました。具体的には、マーケティング領域ではセミナー後のアンケート、商談前後の顧客ヒアリング、サポートの事前ヒアリングや満足度調査を実施しております。
アンケートの用途はマーケティングだけではありません。商談フェーズ、サポートフェースなど幅広く使用できるため、弊社では各フェーズにCREATIVE SURVEY for Salesforceを活用させていただいています。
従来、弊社はExcelでアンケートを実施しており、お客様の回答は、担当者がSalesforceに手作業で入力していました。それが、CREATIVE SURVEYでアンケートを作成し、Salesforceから配信できるようになりました。回答はSalesforceに自動連携されるので、Salesforceを見ればアンケート結果が簡単に確認できます。
オフラインのExcel作業がオンラインで自動化され、弊社のDXを大きく推進させることができました。
営業活動のPDCAサイクルが加速
CREATIVE SURVEY for Salesforceを導入する前は、 Excelでヒアリングし、データをSalesforceに転記していたため、テキスト文章となった活動履歴などをSalesforceの項目に分解して他の項目に転記する必要がありました。また、そもそもExcelにはキーがないためデータが散乱してしまい、Salesforceにデータを集約しづらいという問題がありました。
そのため、資料の左下の図にあるように、営業活動のPDCAサイクルにオフラインのものが一つ入ってしまうだけで、Salesforceを活用した営業活動の推進が難しい状況でした。
CREATIVE SURVEY for Salesforceを導入したことで、アンケート運用の工数を大幅に削減できました。入力ミス・転記ミスなどのヒューマンエラーによって、正確な数値や効果が把握しづらいといった問題も解消され、営業活動におけるPDCAサイクルが加速化しました。
ユーザー事例は以上です。ありがとうございました。
■登壇者
クリエイティブサーベイ株式会社 取締役 菊地孝行
人材サービス会社で職業紹介部門の立ち上げに参加。2005年株式会社ワークスアプリケーションズ入社し、2012年より営業部門VicePresidentとしてマネジメントに従事。2019年にクリエイティブサーベイ株式会社に参画し、マーケティング/セールス部門を管掌。
toBeマーケティング株式会社 小井土修也
2017年にtoBeマーケティング株式会社に参画し、マーケティングコンサルタントとしてSalesforce Marketing Cloudの運用を経験。現在はサービス企画として自社製品の企画を担当。
■事例紹介企業
toBeマーケティング株式会社
- 住所:東京都渋谷区
- 業種:サービス業
- ビジネス領域:マーケティング・リサーチ
- 従業員規模:51-100名
- HP:https://tobem.jp/