POSレジとは｜posレジシステム・アプリの機能一覧・導入メリット・実現できること

飲食店や小売店のレジ業務を効率化するPOSレジ。基本的なレジ機能のほか、在庫管理機能や売上分析機能など多彩な機能が備わっており、スムーズな店舗運営をサポートします。本記事では、POSレジで実現できることや機能一覧、導入するメリット・効果を紹介します。

POSレジの導入を検討している方は以下の記事も参考にしてください。

POSレジ11選｜比較・選定ポイントとおすすめ「POSレジシステム・アプリ」メーカーの特徴

POSレジとは

POSレジとは、商品の販売情報を管理するPOSシステムが組み込まれたレジシステム・アプリのことです。POSレジでは会計時点で販売情報が集計される仕組みになっており、店舗の売上状況をリアルタイムで把握できます。

POSレジには、会計を行うレジ機能のほか、売上分析機能や在庫管理機能、連携機能など店舗運営の効率化に役立つ様々な機能が備わっています。

POSレジは以下の3種類に大別されます。

※POS：Point of Sales（販売時点情報管理）の略語

POSレジで実現できること

POSレジの導入によって実現できることは以下の3つです。

スムーズな会計処理

従来のレジ端末（キャッシュレジスター）では、商品の金額を一つずつ打ち込んで会計の計算を行います。POSレジでは、事前に商品情報を登録しておくことができ、バーコードの読み込みや簡単なタッチパネル操作で会計処理やレシートの発行を行えます。

• 商品情報の登録
• 商品・注文の入力（バーコード、タッチパネル）
• レシート印刷・領収書発行
• 自動釣銭機連携

複数店舗の販売データの一元管理・分析

従来のレジ端末の場合、営業終了後に各店舗でレシートを確認して売上を集計する必要があります。POSレジであれば、会計時点で「いつ・どの店舗で・どの商品が・どれくらい売れたか」といった販売情報が自動集計されるため、複数店舗の売上データをリアルタイムで一元管理することが可能です。

また、商品の売上傾向を分析できる機能や顧客管理機能を備えたものもあり、ニーズの把握や経営戦略に活かすことができます。

• 期間別集計（時間別、日別、月別など）
• 商品別集計
• データ分析
• 顧客管理

在庫状況のリアルタイム管理

POSレジには在庫管理機能が備わっており、商品ごとの在庫数をリアルタイムに把握できます。最新の在庫情報を元に、店舗間の商品移動や発注情報の登録をすることも可能です。

• 在庫数の登録
• 発注・入荷・出荷情報の登録
• 在庫数・在庫推移の表示・出力
• 店舗間の在庫移動
• 在庫切れ通知
• 棚卸し機能

POSレジの導入で得られるメリット・効果

POSレジの導入によって、3つの効果・メリットが期待できます。

レジ業務の工数削減

従来のレジ端末は手作業が多く、マンパワーを要します。POSレジはバーコードのスキャンや簡単なタッチパネル操作で商品情報を取得できるため、会計処理のスピードが向上します。売上データも自動集計されるので、レジ締め作業の工数も削減できます。

会計ミスの防止

会計時に商品ごとに金額を入力する必要がある従来型のレジでは、入力ミスが起こる可能性があります。POSレジでは、商品情報を事前に登録するため、金額の打ち間違いを防ぐことができます。

顧客満足度の向上

POSレジを導入して会計処理のスピードが向上すれば、お客様の待ち時間を減らすことができます。また、リアルタイムな在庫管理や売上分析により、欠品の防止や、お客様のニーズに合った品揃えを維持することが可能です。

POSレジの機能一覧

POSレジやPOSレジアプリに搭載されている主な機能を以下にまとめました。

どの機能が備わっているかは製品によって異なります。飲食店・小売店・サービス業など対象業態によっても搭載機能は変わってくるため、選択の際は注意しましょう。

POSレジを導入して店舗運営を効率化しよう　

店舗運営にまつわる業務は多岐にわたり、人手に頼る作業が多いと煩雑になりがちです。POSレジを導入すれば、日々のレジ業務の工数やミスを大幅に削減することが可能です。また、在庫状況や販売情報をリアルタイムに把握できるため、効率的かつお客様の満足度アップにつながる店舗運営を推進できます。

POSレジの導入を検討している方は以下の記事も参考にしてください。

POSレジ11選｜比較・選定ポイントとおすすめ「POSレジシステム・アプリ」メーカーの特徴