SAP、kintone、Box、楽楽精算など複数システム・サービス連携によりデータ管理を標準化
三菱重工パワーインダストリー株式会社は、三菱重工グループの一員として、産業用火力設備やバイオマス発電設備、地熱発電設備などの計画から開発・設計、調達、建設・試運転、保守に至るーサービスを一貫して提供している。同社は、三菱重工グループ各社との間での事業の分割継承、譲渡を繰り返しながら事業を強化してきた。事業の統廃合に伴ってシステムが乱立し、データが散在している状況となるなか、その管理を整理、集約する取り組みを現在継続的に進めている。その一環として、プラントエンジニアリングのプロジェクトで発生するコストのうち、不適合にかかる対策費用の明確化と、電子帳簿保存法に対応した受注情報の電子保存による管理一元化の実現に着手。ETLツールに「ASTERIA Warp」を導入して、SAPや楽楽精算、kintone、Boxなどの各種システムを連携し、多大な人的負荷を軽減しながらデータ管理の標準化を実現している。
今回、ETLツールに「ASTERIA Warp」を採用して、プロジェクトの仕損にかかわる原価情報の一元管理、電帳法に対応した受注情報の電子保存の自動化をあわせて実現しました。これにより不適合対策費の管理においては、不適合管理システム(kintone)から不適合案件単位で容易に不適合対策費を管理できるようになりました。また電帳法対応の局面では、受注伝票のBoxへの格納処理を自動化するなど、手入力の作業を大幅に削減できました。今後は各種アダプターを活用して、kintoneなどさまざまなSaaSと連携し、システムの適用範囲を拡大していきたいと考えています。

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