クラウド環境下にてノーコードを駆使してシステムのブラックボックスを解消
日本生命保険相互会社は、1889年創業の日本を代表する保険会社。高品質な個人・企業向け保険商品・サービスの提供により生命保険業界を常にリードしている。同社のリーテイル販売部門管轄の業績管理システムでは、販売チャネル・商品・制度といったビジネスの高度化・複雑化とともに、長年にわたる機能改修・保守運用を重ねてきた中で、メインフレーム上で稼働する既存システムのロジック複雑化・ホスト資産肥大化が進行。開発・保守コストの高止まりやシステムのブラックボックス化といった課題を抱えていた。そこで、まずは優秀な営業成績を収めた拠点/支社・営業職員の表彰を支援するシステムの刷新に着手。JCL、COBOLによるバッチ処理を、BRMS(ビジネスルールマネジメントシステム)であるInnoRulesと「ASTERIA Warp」で置き換え、表彰対象となる成績情報公開を営業現場に対して行うための仕組みを改善。その結果、システム保守に要する工数、およびエンドユーザーの作業時間の大幅削減を実現した。