ノーコードで運航管理システムVIPとSAPの連携処理を開発、開発工数を1/6に削減
日本郵船株式会社は、海上輸送から陸上輸送、航空輸送に至るあらゆる輸送モードに対応する総合物流企業。特に海上輸送の領域では、国内・海外合わせて350以上の都市の港に運航船舶が乗り入れているなど、世界有数の海運会社として知られる。同社では、現場が直面する課題をデジタル技術やデータ分析で解決するためDXを推進。しかし、部門ごとにオンプレミス環境で個別に運用していた海運事業システムの老朽化が課題に。そこで、運航管理業務をトータルに支援するクラウドサービス「Veson IMOS Platform」 (以下、VIP)を導入し各システムを集約。会計システムなど社内システムとのデータ連携に「ASTERIA Warp」を採用し、業務プロセスの最適化を実現した。さらに、これまで蓄積してきた船舶・運航データとVIPの事業データをかけ合わせたかたちで可視化・分析できる環境を整えた。