Kintoneをはじめとする多様なシステムとのスピーディーな連携がDX加速のカギを握る
京セラ株式会社は、ファインセラミック部品をはじめ、電子部品や携帯電話、太陽光発電システムなど、広範な製品分野でビジネスを展開している。DXの展開に向け、同社ではコーポレート全体の取り組みを牽引するデジタルビジネス推進本部を設置。各事業本部にもDX推進組織を立ち上げ、製販連携のもと製品・サービスのデジタル化や組織構造改革を加速させている。世界9カ国に19の製造拠点を展開する機械工具事業本部では、各現場でのExcelやAccess等を使った属人的管理により、設計・製造などにかかわる情報の不整合が避けられなかった。そこでkintoneを活用し、各種情報を統合データベースへと集約する仕組みを整備。拠点を横断した情報の統合を進めている。コーポレート側が運用する基幹システムの情報もあわせて統合データベースへと取り込む仕組みに「ASTERIA Warp Core」を採用し、データ連携の工数削減に加え、MDM(マスターデータマネジメント)の強化にも役立てている。