最大のメリットは、効率的に目標管理の運用を行うことで、より重要なファクターにリソースを割くことが可能になること
沖縄科学技術大学院大学は5年一貫制の博士課程を置く学際的な大学院大学です。教員と学生の半数以上を外国人とし、教育と研究は全て英語で行います。現在、OISTの研究者は神経科学、分子科学、環境・生態学、数学・計算科学、物理科学の5分野に大別される学際的な研究を行っています。
学生には生活費や医療、住居、育児などの研究生活に必要な支援が提供され、研究に集中できる環境を整えています。また、OISTの博士プログラムは、授業とラボ研究のバランスがうまくとられており、学生は、研究予算も潤沢かつ最先端の研究機器の整ったラボで、世界トップレベルの研究者による懇切な指導のもと研究を行っていきます。国内外から訪れる著名な科学者は、こうした博士課程プログラムをより充実させ、共同研究や交流の機会を拡充していきます。
これまで独立行政法人沖縄科学技術研究基盤整備機として人事の運営をしておりましたが、2011年11月に学園を設立し研究者や職員を大幅に増員したため、これまでよりも進んだ人事制度の運用と整備について進めていかなければなりませんでした。特に研究者や職員の半数以上を外国人としておりますので、英語での人事制度運用が必須でした。複数の人事関係システムの会社を検討しておりましたが、英語と日本語のバイリンガルで利用できるということと、Webでどこからでもシステムへアクセスできること、人事制度のアドバイスと人事評価関係の研修を日本語・英語で実施してもらえること、そして依頼したときの対応の早さでフォスターリンクのHR-Platformの導入を決めました。
目標管理とコンピテンシー評価について、フォスターリンクからアドバイスを頂いて、人事制度を日本語と英語で整備することができ、研究者や職員が人事制度について同じ目線で理解レベルの共有化をすることができました。これまでは、目標管理・コンピテンシー評価をEXCELで管理していたため依頼や回収・評価作業がとても煩雑になっていましたが、HR-Platformを導入することにより、上位目標から個人目標までスムーズに設定できるようになりました。回収・未実施の督促といった煩雑な作業が大幅に改善され、人事でリアルタイムに実施状況の閲覧が可能になりました。研究者や職員の目標の設定・評価について各部署任せで一部曖昧な運用になっていたところが以前ありましたが、HR-Platform導入後は想像以上に各部署がしっかりと目標設定を行い、評価を実施することができるようになりました。