自動車販売の統計データをkintoneから1ステップで生成

Excelマクロからの脱却でトラブルが減少、年間200時間の工数を削減

一般社団法人日本自動車販売協会連合会は、全国のディーラーを中心に会員を持ち、自動車販売に関する統計データ公開や各種会員向けサービスなど多岐にわたる事業を展開している。東京都支部では長年メインフレームの基幹システムを使ってきたが、老朽化や部品供給の終了などの理由から、Oracleをベースとしたパッケージソフトに移行することになった。その際に、統計データ生成に使用していたExcelマクロ（VBA）も作り直しが求められたが、以前から属人化に課題を感じていたため、より簡単で柔軟に操作可能なシステムの導入を検討。そこで、専門的な知識が不要でデータ収集・集計ができるノーコードデータ連携ツール「ASTERIA Warp」を導入した。社内で活用しているkintoneとの連携も容易であるため、kintoneから1ステップで簡単に統計データを自動生成する仕組みを構築。この他にも、税金納付書ファイルを会員企業に自動メール送信する仕組みなど、kintoneとWarpを組み合わせてさまざまな業務自動化を推進している。

VBAで行っていた統計データ生成をWarpに移行したことで、業務負担は大幅に軽減し、手順が単純化されたことで職員指導も容易になりました。どの支部でも共通した重要な業務なので、今後他支部との情報共有をはかり、業務改善へ繋げたいです。また、メインフレーム時代はシステムがフリーズすることもありましたが、今ではそのような不具合が全く発生せず、安定して動いています。今後もWarpを活用した業務自動化を、積極的に進めていきたいと考えています。