報告アプリとkintoneをシームレスに連携し、監査業務を30%効率化
株式会社リコーは、オフィス機器やデジタルサービスを提供する企業。同社では、「将来財務を生み出すESGへの取り組み」をキーワードとしてESGの取り組みを進めており、「Dow Jones Sustainability Indices」World構成銘柄への2年連続採用や「日経SDGs経営大賞」の最高評価5つ星3年連続獲得など高い評価を受けている。2019年度から、ESG分野でもDX実現に向けた取り組みを開始し、環境負荷情報の収集・分析、情報開示、コンプライアンス対応など関連業務のデジタル化やシステムの見直し、蓄積データの再利用などを推進している。その一環である本プロジェクトは、全社方針により、産業廃棄物委託業者の監査情報を管理していたIBM Notesの廃止が決まったことをきっかけに開始され、紙ベースで運用していた監査報告業務もあわせて監査業務を根本的に見直し、監査業務のデジタル化・効率化を実現した。
単純なIBM Notesの置き換えではなく業務全体を見直して効率化するために、業務ごとに最適なシステムを導入しそれらを連携することで最大限の効果を発揮すると考えています。
kintoneアダプターがとても使いやすく、API知識ゼロでも簡単に連携処理の開発ができました。処理内にコメントを残すこともでき、フローの見直しや引継ぎに便利です。
運用から半年経ちましたが、エラーなく安定稼働しており高い効果が出ているので、これからも他業務の効率化やコンプライアンス強化など幅広く活用していく予定です。