小国町は九州中部にして熊本県の北端部の九州山地に位置する。町域の東部、北部、西部は大分県に接している。町域の約8割は山林であり、その山林の約75%は「小国杉」と呼ばれるスギの人工林である。
過去の災害発生時、電話や来庁者から報告される被災状況を大判用紙に書き込み災害対策本部で共有していたが、文字だけでは規模感や場所の正確性がつかみにくい、現場を確認しても役場に戻らないと情報が共有されないという課題があった。
更に、復興のための被災報告書を作成するために紙の地図を元に緯度・経度データを起こすなどの事務作業も多く、対応部署の業務量が逼迫していた。