導入の背景
当社は、世界で有数な動物用医薬品企業である共立製薬と英国に本社を置く世界最大級の環境衛生マネージメント企業のレントキル・イニシャル社との合弁会社です。出資会社の共立製薬、レントキル・イニシャル社と力を合わせ、世界最先端のテクノロジーとノウハウで、持続可能な衛生環境づくりを提案・提供しています。英国と日本の親会社へ別々のフォーマットで月次、四半期決算の業績レポートを提出する必要があります。
課題
上記のレポート作成においては、国内の部門、科目、商品名で管理されている予算や業績の値を、英国へは英国独自の科目、商品名、セグメントに再集計してレポートする必要がありました。しかしながら、全てExcelを用いた運用を行ってきた結果として、以下の問題点が顕在化しておりました。
・Excelで行っていたため、集計の関数のメンテナンスが属人化
・過去データの保持をするため、Excelのパフォーマンス劣化
このような問題を抱える中で長年に渡りExcelによる運用を継続してきましたが、国内外のマーケット特性の違いを埋めて、更に、刻々と変化するレントキル社のマーケティング戦略に対応した業績レポートを作成するためは、次第に大きな工数の確保が必要となり、Excelによる管理だけは限界と判断しました。