制作数増大にともない、属人的かつ曖昧になったワークフローの「標準化」が課題に
株式会社オプトは創業から約20年、インターネット専門の広告代理事業をメインの柱に、eマーケティングを展開してきた。2008年には広告代理事業で市場シェアNo.1となったほどの成長企業だが、そのワークフローはどちらかというと属人的だったとクリエイティブ戦略部部長の栗山慎さんは語る。その理由としては、クライアントごとに制作の流れができあがっているため、そうしたローカルルールに乗ることが暗黙の了解事項となっていたからだ。
やがてWEB広告の進化や業務の拡大にともない、制作本数自体が増え続け、生産性を上げるためにはどうしたらいいかという議題が挙がった。しかし、生産性を上げるためには、これまでの属人的な業務フローでは情報共有やルールの面で限界があり、頭を悩ませていた。そんな中、「制作現場の制作過程が全て見えるよう、ツールを導入して情報を一元化しよう」という流れへとシフトしていったのだ。
今回、インタビューに応じてくださったのは、前出の栗山さんと、ディレクターとして広告制作業務に関わる鈴木梓さん。AdFlow導入から3年間、現在の使用状況を語っていただくと同時に、長期スパンで見たAdFlowの利用計画について話を聞いてみた。