毎月数百件もの案件をディレクションするなか素材管理と情報共有にかかる時間的ロスがかさんでいった
お肌の乾燥が気になる女性から絶大な人気を集めるライスフォース化粧品。その製造・販売を手がける株式会社アイムでは、本社のある香川県と、東京オフィスの2拠点に販売促進部があり、それぞれ販促・制作を行っている。
通販の基礎化粧品をメインに販売するこちらの会社では、WEB広告の多様化に伴い制作物がその数、月に数百本。複数のパートナー企業からあがってくる提案をもとに各種クリエイティブの進行管理をこなし、あらゆる角度からチェックを行うのだが、こうした制作フローのなかで、二つの悩みが生まれていた。
第一に、素材管理の問題。化粧品の広告に必要なのは、商品カットだけではない。使用手順の写真や動画、利用者の画像、グラフや角質層のイメージ画といった買い手にとっての「安心材料」が不可欠なのだ。こうした素材が日々蓄積されていく社内サーバから、目的のファイルを探し出すことと、容量の重いファイルの受け渡しに多くの労力をさいていた。この労力を、他のことに使えまいか。販売促進部では、この問題に取り掛かろうとしていた。
もうひとつは、情報共有の問題だ。アイムでは案件ごとに担当を分けて制作業務を進めているが、退職者や、部署異動があった際の引き継ぎが困難だった。案件数が多い分、メール数も膨大だ。その点をなんとかクリアし、業務を引き継いだあとも、過去の案件を再確認する必要に迫られるということが業務を圧迫していた。
販売促進部のスタッフを悩ませていたこうした問題が、AdFlow導入によってどの程度解消されたのか。インターネットの広告制作業務を担う東京オフィスのお二人、販売促進課・課長の飯島貴志さんと主任の十鳥晶子さんにお話を伺った。