九州地方を中心に鉄道路線を有する旅客鉄道会社である九州旅客鉄道株式会社 本社部門では、従来、稟議申請が紙ベースで行われていた。そのため、最終決裁が下りるまで時間がかかりがちだった。2012年、この状況を憂慮した当時の経営トップは稟議申請業務をシステム化する意思決定を下す。
主管部門である総務部を中心に複数の候補パッケージ製品を比較検討した結果、同社は株式会社ナルボの「ワークフローEX」を採用した。決め手となったのは、既存のExcel帳票をそのまま活用できること、ワークフローが事前設定で自動化できることだった。
新システムは2013年4月より本番稼働を開始し、現在で約2000名が年間2万5千件の稟議申請書を扱うインフラとして定着。決裁手続きは日にち単位から時間単位へスピードアップし、同社の業務効率向上に大きく貢献している。