スプラッシュトップの導入目的は?(大田垣 洋 様)
既に在宅勤務用のリモートデスクトップのシステムを 使っていたのですが、以下の3つの理由で新しいシステム を探していました。 まず、最近は自宅にWindowsのパソコンを持たない、 タブレットやMACしか持っていない人も増えてきたのです が、従来使っていたシステムは、Windowsしか対象にして いませんでした。Macやタブレットでも使えるシステムが 必要でした。 また、以前扱っていたのはリモートデスクトップベースの ものだったので、トラフィックが大きく、いざという時に 大勢の人がアクセスすると会社のインターネット回線が 逼迫してしまうのではないかとの心配がありました。 最後に、私どもは、このシステムをBCPで災害時等に使う という事も想定しているのですが、あるかどうか分からない ことのために常に何百人分ものライセンス費用は払えない ので、いざという時にライセンスを増やすしかないと考え ていました。実際、東日本大震災が起こった翌営業日に、交通が麻痺して出勤できない人もいて、追加でライセンスを 購入しました。その時は運良くベンダーと連絡が取れ、 すぐにライセンスを入手できましたが、大災害の混乱時は 何が起こるか分かりません。この不安を解消するために BCP用の料金プランが欲しいと思っていました。
導入にあたってクリアしておきたかったことは?(大田垣 洋 様)
社外からのアクセスなので、セキュリティは2要素認証が 必須と考えていました。できれば、既に私どもが使って いるRSAのワンタイムパスワードトークンをスプラッシュ トップの認証にも使いたいと思っていました。 また、普段からパソコンはシャットダウンして帰ることを 徹底していますのでWake-on-LAN(ウェイク・オン・ ラン)でパソコンを遠隔起動できるということがもう一 つ重要な要件でした。 以上からオンプレミスのエンタープライズしかないと思い ました。
オンプレミスサーバーの運用にあたって(南 慎太郎 様)
サーバーのインストールや運用は自社でやっていますが、 実際やってみるとそれほど手間のかかるものではありま せんでした。社内の認証サーバーとの連携やウェイク・ オン・ランといったメリットを考えるとやはりエンター プライズにしてよかったと思います。 仮想環境のサーバーは機械室に設置していますが、最初の インストールも日常の作業も自席からコンソール上に ログインして行っています。日常の作業はユーザーの 追加・削除、接続状態や設定を確認するぐらいです。
Active Directry でのユーザー管理について(南 慎太郎 様)
認証はADとRSAの認証サーバーで行っていますので、 SplashTop Center には、ユーザーのエントリーを作って ポリシを選択するだけです。
導入後の利用シーンは? (大田垣 洋 様)
私どもの会社では、お客様の資産を預かって運用してい るので、市場の急変時等には緊急の対応が必要になった り、あるいは海外の提携先と深夜や早朝に連絡をとっ たり、システム障害で朝までに対応が必要だったり と、自宅から時間外に仕事ができた方がより良い対応 が出来る場面があります。 また、在宅勤務を利用して育児と業務を両立した例も実際 にあり、今後そういった事例も増えてくるのではないかと思います。
スプラッシュトップを知ったきっかけ(大田垣 洋 様)
たまたま個人用のスプラッシュトップを使っていた社員 がいて、これは会社で使えないのかと聞かれたのがきっ かけです。調べたらエンタープライズ用もあるということ が分かり、スプラッシュトップに連絡をとりました。 その後RSAトークンの対応などを相談して導入に至りました。