マニュアルの作成・制作から運用面のコンサルティングまで委託できるマニュアル作成会社。利用するメリットが大きい一方で、自社に適した作成会社の選定基準がわかりにくいという課題があります。ここでは、マニュアル作成会社の選定ポイントや利用時の注意点などを解説します。
また、導入実績の多い代表的な請求書電子化をご紹介します。自社の課題や目的に照らし、適切なサービスを見つけてください。
マニュアル制作会社の比較方法・選び方
マニュアル制作会社を比較選定する際のポイント
マニュアル作成会社(マニュアル制作会社)の選定は、次の5つのポイントを確認しましょう。
■委託する内容・範囲を決めておく
マニュアル作成会社の選定において、まず行いたいのが外部委託する業務内容や作業範囲の明確化です。以下を参考にして、どのような作業を委託するのか決めておきましょう。
- 新規マニュアル作成の全作業を委託する
- 既存マニュアルのリニューアル(または部分修正)を依頼する
- 一部のコンテンツ作成(イラスト作成・多言語翻訳など)のみ依頼する
- マニュアル作成のコンサルティングや導入セミナーなどを依頼する
委託できる業務内容や作業範囲は、マニュアル作成会社ごとに異なります。アウトソースする業務内容と作業範囲を決めたら、要望にマッチするマニュアル作成会社を探しましょう。
■得意分野をチェック
マニュアル作成会社には、それぞれに得意分野があります。各作成会社が得意とするマニュアルのジャンルをチェックし、制作したいマニュアルの種類と委託先の得意分野をマッチさせることが肝要です。
得意分野のチェックには、各作成会社のWebサイトに掲載されている作成事例が役立ちます。たとえば、製品取扱説明書の作成を依頼したいなら、各社の取扱説明書の作成事例をチェックしてください。自社と同業種のマニュアルを多く手がけているか、BtoBとBtoCのどちらに強いかといった点も確認しましょう。
■対応メディアをチェック
マニュアル作成会社が手がけるメディアには、以下のものがあります。
- 紙のマニュアル
- デジタル形式のマニュアル
- 動画マニュアル
作成会社によって対応できるメディアが異なるので、自社が求める形態で作成してもらえるか確認しましょう。
デジタル形式の場合は、必要な情報を簡単に検索できるか、セキュリティ面での対策が講じられているかといった機能性もチェックすることをおすすめします。
■問い合わせで対応力をチェック
委託先候補とするマニュアル作成会社をピックアップしたら、問い合わせと見積依頼を行いましょう。このとき、作成会社の対応力を知るために、以下の3点をチェックしてください。
- 担当者がしっかり話を聞いてくれるか
- 制作スケジュールや仕上がりイメージを明確に伝えてくれるか
- 見積書の作成に要する時間
営業担当が話を聞いてくれない、あるいはスケジュールや仕上がりイメージが明確でない作成会社の利用は避けたほうが賢明です。見積作成に時間がかかるなどレスポンスに課題がある場合も、契約後の対応が懸念されるためおすすめできません。
■見積書に不明瞭な点がないかチェック
見積書の内訳も入念にチェックしたいところです。内容に曖昧な部分はないか、金額の根拠は明確かといった点を確認しましょう。たとえば、作業内容と工数、工程スケジュール、作業条件などが明瞭に示されていれば、不安なく依頼できます。とくにマニュアル全体の見直しを図りたい場合などは、相談に乗ってもらえるかという点や費用の有無を確認しておきましょう。
課題・ニーズ別に見たマニュアル制作会社の向き・不向きの傾向
マニュアル作成会社を選ぶ際に意識したいのが、自社の課題や要望です。次の表を参考にして、自社に向くマニュアル作成会社のタイプを検討してください。
課題・ニーズ |
向き・不向きの傾向 |
---|---|
マニュアル作成を全体的に見直したい / 自社にマニュアル作成の経験がない |
・企画提案やコンサルティングに力を入れている作成会社が向いている |
マニュアル作成後の改訂や運用に割けるリソースがない |
・マニュアルのアップデートやメンテナンスを行っている作成会社が適している ・マニュアル導入時や運用のサポートを行っているところもある |
視覚的にわかりやすいマニュアルを作成したい |
・イラストやマンガ、動画でのマニュアル作成を行っている会社が向いている ・テクニカルイラストに強い作成会社が適している |
マニュアル作成のコストを削減したい |
・情報の統廃合によるページ数の削減など、コスト効率を高める提案をしている作成会社を選ぶ |
Webマニュアルを活用されるようにしたい |
・必要な情報を簡単に探せる検索性の高いマニュアル作成ができるなど、Webマニュアルのノウハウを持っている作成会社が適している |
マニュアル制作会社の利用時に注意すべき点
マニュアル作成会社を利用する際は、次の2点に注意してください。
■なるべく多くの資料を用意する
マニュアル作成の依頼は、なるべく多くの資料を用意したうえで行ってください。自社で用意できる資料が少ないと情報収集のための取材が多くなり、制作コストが高くなったり時間がかかったりすることがあります。
マニュアル作成に用いる資料は、製品仕様書や既存のマニュアル、業務に関する社内資料などです。作成するマニュアルの種類によって、必要となる資料は異なります。詳しくはマニュアル作成会社へ問い合わせてみましょう。
■保守コストを念頭に置く
マニュアルは一度作成しても改訂の必要が出てくるため、保守にかかるコストや手間も考慮しておく必要があります。頻繁に修正や改訂を行う場合は、オンラインマニュアルにすることで紙よりもコストを抑えやすくなります。
また、自社がよく使うアプリケーション(Word・Illustratorなど)で納品してもらい、社内で改訂するという方法もあります。マニュアルの改訂にコストや手間をかけられないという場合は、こうした対策を視野に入れておくとよいでしょう。
マニュアル制作会社の選定へ動き出そう
マニュアル作成会社の選定は、委託する業務内容や作業範囲を決めたうえで進めてください。作成会社の得意分野や、問い合わせ時の対応をチェックすることも重要な選定ポイントです。サービス利用に際しては、資料の準備と保守コスト対策を意識しましょう。以上を踏まえて、具体的な選定作業を進めてください。
おすすめのマニュアル制作会社
マニュアル制作会社3選
1. 動画マニュアル導入サービス「マニューアル」(株式会社アッシュ・マネジメント・コンサルティング)
(参照元:https://teachme.h-mbo.com/)
サービス名 |
組織が変わる!動画マニュアル導入サービス「マニューアル」 |
キャッチフレーズ |
「わかりやすい」「使いやすい」マニュアルで成果創出 |
サービス概要 |
「マニュアルを作って」という上司からの指示 |
向いてる形態 |
BtoB/BtoC |
導入企業の傾向 |
飲食・小売・製造・宿泊・IT…他 |
価格 |
・スタンダードプラン 価格はお問合せください |
運営企業 |
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サービス詳細 |
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サービス資料 |
2. システム操作ナビゲーション作成代行(株式会社テンダ)
(参照元:https://tepss.com/dojo-navi/)
サービス名 |
システム操作ナビゲーション作成代行 |
キャッチフレーズ |
操作が難しいシステムにナビ表示!ナビ作成を代行! |
サービス概要 |
ナビゲーションやチュートリアルなど「わかりやすい操作方法の伝達手法」を取り入れ、システム操作教育において、ユーザーへの「わかりやすさ」を追求した新しいマニュアルソリューションであるDojoナビ。当社では、Dojoナビをお使いいただく際のナビゲーション作成を代行しています。 |
向いてる形態 |
BtoB |
価格 |
・価格はお問合せください |
運営企業 |
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サービス詳細 |
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サービス資料 |
3. マイクロメイツマニュアル(株式会社マイクロメイツ)
(参照元:https://www.micromates.co.jp/service/manual/index.html)
サービス名 |
マイクロメイツマニュアル |
キャッチフレーズ |
マニュアルが変われば、ビジネスが変わる。 |
サービス概要 |
マニュアルでお困りなら、MMM(マイクロメイツマニュアル)が解決します。 |
向いてる形態 |
BtoB/BtoC |
機能一覧 |
・業務マニュアル作成 |
価格 |
・価格はお問合せください |
運営企業 |
|
サービス詳細 |