災害廃棄物処理支援や再生可能エネルギー支援など、豊富なノウハウを持つ建設コンサルティング会社、環境と開発様。地元・熊本で培った土木技術と関連許認可手続きのノウハウを生かした一貫支援が強みの同社では、初の定年退職者が出たことで、ノウハウの社内継承が急務となりました。 今後も地域に必要不可欠な存在であるために、2.1にマニュアル制作を依頼。制作の過程での気づきや、導入後の成果はどうだったか。同社代表取締役である田邉さんにお話を伺いました。
うちの仕事は特殊だから……では進まない
「当社の核となる事業は建設コンサルティング。測量から土木設計、開発許可取得までのサービスを一貫してご提供しています。 宅地や店舗、工場などの開発を行う上では、土地や環境に関する法律をはじめ、カバーすべき項目がたくさんあります。 総合的な知識を必要とする仕事なので、社員一人ひとりにノウハウが蓄積され、ブラックボックスになりがちな状態でした。 創業して今年で42年。これからどんどん定年退職者が出てくるタイミングです。 経験豊富なベテラン社員のノウハウが誰にも引き継がれていない現状は認識していましたが、「うちの仕事は特殊だから……」と対策を後回しにしてきました。 しかし、あるセミナーで2.1さんを知り、コンサルティングの仕事そのものの可視化に着手することにしたのです」