2025年に3兆8743億円に拡大すると予測される次世代物流システム・サービス市場。一方、20万人以上のドライバーが不足するとも言われています。従来の物流企業には、「モノを運ぶだけでよい」という旧来の事業から脱却し、新たな展望を切り開くことが求められています。そんな課題を解決していくために物流・倉庫業界の外資系大手GLP社のなかで立ち上がったスタートアップ「モノフル」。Sun*では、新サービスの構想から開発、グロースの支援をさせていただいております。大企業におけるスタートアップの立上げについて、事業責任者の宇都氏、テックリードの渡部氏に、開発の経緯についてお話を伺いしました。
大企業の良さとスタートアップの良さを兼ね備えた会社
物流テック界における御社の強みについて教えてください。
宇都:我々は2017年の11月に立ち上がったスタートアップで10人程度しかいませんが、日本GLPは100人くらいの組織です。物流テック界における私たちの強みは、日本中に倉庫を持つ親会社の人的リソースのサポートを受けたり、我々の顧客となるテナント(借り主)の基盤を使うことができる点です。名だたるクライアント企業に直接アクセスできること、またグローバル展開していることもスタートアップが短期で成長するうえで強みと言えるかと思います。